生後33日目

朝九時半過ぎ、

病院の宿泊施設で食事中に

外科の先生から電話が入る。

 

病院10時、先生の話。

もうこれ以上出来る事がない。

と告げられる。

状態は悪く人工心肺を外したら

一時間から二時間らしい。

 

特別に兄弟も入室し面会出来るとのことで、

祖父母、兄弟の到着を待ってもらう。

 

14時半、心拍数が朝は106だったのが徐々に90代から80代へと下がっていく。

祖父母、兄弟と到着。

兄弟は、初めての面会を果たす。

 

15時、人工心肺を外す前に心拍が蘇生が必要なレベルになり、

各管をつけたまま、抱っこさせてもらう。

涙腺崩壊。

嗚咽が止まらない。

父方の祖母到着、抱っこさせてもらえた。

 

その直後、

15時7分、他界しました。

敗血症性ショック

多臓器不全

 

33日間の人生でした。

 

帰り道、抜けた秋の夕焼け空と

列車がすれ違いながら

僕らの上を走り抜けていった光景が

とても綺麗でした。

 

18時10分

うたのは、帰宅しました。